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世界に見せたい日本のドラマ 『あさが来た』『赤めだか』がグランプリ

世界に見せたい日本のドラマ 『あさが来た』『赤めだか』がグランプリ
 

この1年間(2015年7月~16年6月)に放送された番組で“世界に見せたい日本のドラマ”を選出・表彰する『東京ドラマアウォード2016』の授賞式が7日、都内で開催された。作品賞・連続ドラマ部門グランプリに輝いたのは、NHK連続テレビ小説『あさが来た』。ヒロイン・あさを演じた女優の波瑠は個人賞・主演女優賞、同作への出演がきっかけでブレイクしたディーン・フジオカは個人賞・助演男優賞を受賞し、3冠を達成した。

 
 

『あさが来た』は、連続テレビ小説93作目にして初の江戸時代からスタート。時代に先駆け、銀行、生命保険会社を立ち上げ、後には日本最初の女子大学設立にも尽力した実在の人物・広岡浅子をモデルに、幕末から明治期の大阪(大坂)の文化、風習なども丁寧に描き、放送開始から多くの視聴者の共感を集めた。最高視聴率は、27.2%(2015年12月4日、関東地区)を記録。放送期間平均視聴率は23.5%(関東地区)で、連続テレビ小説として今世紀最高の平均視聴率を記録した。
作品賞・単発ドラマ部門グランプリは、2015年12月28日に放送されたTBS『赤めだか』が受賞した。落語家の立川談春が17歳の時に「天才」「風雲児」と言われた故・立川談志のもとに弟子入りし、弟子仲間たちと苦楽を共にしながら成長していく様子と、誰よりも落語を愛し、落語に挑み続けた談志師匠の破天荒な生き様を描き出した。若き日の談春を嵐の二宮和也、談志をビートたけしが演じた。
今回で9回目の開催となった授賞式の司会は、フリーアナウンサー生島ヒロシが初めて務め、テレビ東京繁田美貴アナウンサーが英語と日本語のバイリンガルで司会進行した。

 
 

■作品賞
▽連続ドラマ部門
グランプリ:NHK 『あさが来た』
優秀賞:日本テレビ『ゆとりですがなにか』
優秀賞:テレビ朝日『民王』
優秀賞:TBS『下町ロケット
優秀賞:テレビ東京釣りバカ日誌
優秀賞:フジテレビ『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』
優秀賞:WOWOW沈まぬ太陽
▽単発ドラマ部門
グランプリ:TBS『赤めだか』
優秀賞:NHK経世済民の男シリーズ』
優秀賞:WOWOW『この街の命に』
▽ローカル・ドラマ賞
CBC『三つの月』
NHK岡山『インディゴの恋人』

■個人賞
主演男優賞阿部寛(TBS『下町ロケット』)
主演女優賞:波瑠(NHK『あさが来た』)
助演男優賞ディーン・フジオカNHK『あさが来た』)
助演女優賞木村佳乃(フジテレビ『僕のヤバイ妻』)
脚本賞:野木亜紀子(TBS『重版出来!』)
プロデュース賞:伊與田英徳(TBS『下町ロケット』)
演出賞:土井裕泰(TBS『重版出来!』『コウノトリ』)
演出賞:石井裕也(TBS『おかしの家』)
主題歌賞:手嶌葵(フジテレビ『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』)

■海外作品特別賞表彰
韓国『六龍が飛ぶ』
タイ『憎しみと愛の物語』
ベトナム『魅惑』